G1・大阪杯を再考

★骨子

天皇賞(春)を2000メートル
天皇賞(秋)を3200メートル
毎日王冠をG1に格上げ

阪神大賞典の賞金を増額
日経賞の賞金を増額
目黒記念定量戦化 及び 賞金を増額

・メトロポリタンステークスをハンデG3に格上げ
毎日王冠及び天皇賞(秋)に優先出走権の設定


☆番組変更

9月・中山&阪神
  土曜:セントウルS
  日曜:セントライト記念(現2週目)

 2週目
  土曜日:紫苑S(現1週目)
  日曜日:オールカマー(現3週目) 神戸新聞杯(現3週目)

 3週目
  土曜日:京成杯AH(現1週目)
  日曜日:ローズS(現2週目)

 4週目
  土曜日:シリウス
  日曜日:スプリンターズS

10月・東京&京都
  土曜日:サウジアラビアロイヤルC
  日曜日:毎日王冠(G1に格上げ)
  月・祝:京都大賞典(天皇賞トライアル)

 2週目
  土曜日:府中牝馬
  日曜日:菊花賞(現3週目)

 3週目
  土曜日:富士S
  日曜日:秋華賞(現2週目)

 4週目
  土曜日:アルテミスS スワンS
  日曜日:アルゼンチン共和国杯天皇賞と入れ替え)

11月1週目
  天皇賞(秋)3200メートル


セントライト記念 →(中3週)→ 毎日王冠
セントライト記念 →(中4週)→ 菊花賞
オールカマー →(中2週)→ 毎日王冠
神戸新聞杯 →(中3週)→ 菊花賞
神戸新聞杯 →(中2週)→ 毎日王冠
京成杯AH →(中1週)→ 毎日王冠
札幌記念 →(中5週)→ 毎日王冠
札幌記念 →(中3週)→ オールカマー

・優先出走権:毎日王冠
 → サマー2000シリーズの優勝馬
 → 札幌記念の1着馬

・優先出走権:天皇賞(秋)
 → 京都大賞典の1、2着馬
 → 菊花賞の1、2着馬
 → 出走馬の確保と長距離適性馬、血統の保護が目的。


菊花賞天皇賞を短期的に連動させることで、長距離競走を活性化。

京都大賞典オールカマーなどの斜陽化した重賞に意義を与える。
 オールカマーは、毎日王冠天皇賞(秋)への試金石。

セントライト記念は、毎日王冠志向でも菊花賞志向でも使いやすく、
 2400メートルで菊花賞志向の神戸新聞杯との明確な住み分けとなる。

関屋記念京成杯AHの馬にも、毎日王冠に出走のチャンスが出る。
 
・夏競馬が、より有意義でより重要な開催となる。
 巴賞やその他のオープンや準オープンが重要度を増す。

・春の長距離競走がやや手薄ではあるが、
 阪神大賞典日経賞目黒記念の賞金増を行い、
 目黒記念をハイレベルなG2となるように推進する。
 目黒記念はダービーと同日に行われる為、馬券の購入意欲が高い。
 メンバーが集う事により、ファンサービスにもなる。
 また、関係者の士気の高揚にも繋がると期待する。
 宝塚記念までの間隔が中3週となり、現行の天皇賞より間延びすることなく、
 出走時の状態を維持しやすくすることも目標とする。
 ダイヤモンドSとメトロポリタンSで、上がり馬に対応する。
 
 宝塚記念の2400メートル化は、牝馬を考慮して行わない。


牝馬マイラー、中距離馬、長距離馬の実態に合わせ、
共存共栄ができ、年を通しての競馬に連動性をもたらす事が出来ると考える。


毎日王冠は有力な牝馬マイラーも目指すところなりに質が更に向上し、
京都大賞典は、天皇賞への重要なレースとして復権を果たせる。
更に、毎日王冠馬と天皇賞馬がジャパンカップで戦う事になれば、
ジャパンカップ復権を期待する事も出来るかもしれない。
そして何より、毎日王冠に向けて札幌記念の重要度が増すことになれば、
北海道シリーズのレベル向上にもなり、売り上げの向上にも一役買える。
こうした相乗効果が期待できると考える。

交通や施設の整備が進んで、夏は休養するというのが定番ではなくなった。
札幌記念が使いやすいのであれば、そこをより重要にする事も検討するべき。
新潟大賞典七夕賞などの勝ち馬が札幌記念を目指し、更に毎日王冠がある。
スプリントとマイルの差別化が明確な今、また牝馬も台頭する時代において、
1800メートルのG1というのは求められるところでもあろう。
非常に面白くなる可能性が高い距離。
大阪杯をG1にするという短絡的な発想から考えるよりも、
もっともっと1年間の流れを汲んだ構成が必要に思われる。